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竹刀のお手入れ

竹刀を長持ちさせる

竹刀は 節のそろったのを 何本か まとめて買います。新品の竹刀を下ろす時、 きちんとした職人が作った竹刀であれば削る必要はありませんが、安価な中国製 などであれば、すぐ使うのでは無くささくれたり、割れたりしないように必要に応じて 面取りをします。節が揃っていると、1本ダメになっても交換が効きます。

削った竹刀の節のところにツバキ油を浸み込ませた綿を入れます。1ヶ月位寝かせて から、ハジの所にもツバキ油を塗ります。(染み過ぎると重さバランスが変わります)

乾燥期や長期に休ませる時には油を付けて、「乾き過ぎないようにする」

竹刀は、冬場は、水分が少なくなり割れ易くなり、夏場は逆に水分を吸ってカビが 生えたり、竹の繊維が剥がれ易くなります。 竹刀の油分の補給は、油を竹刀の裏から塗りますが、節だけではなく全体に塗る方が 良いと思います。竹刀の表は布に染込ませた椿油を薄く塗りこむと良いでしょう。

竹刀油 VS 椿油 or サラダ油

剣道具店で売られている竹刀油の多くは床に塗るワックスと似たようなモノです。

竹自体にしみこんで、竹刀に油分を補給し長持ちさせるというより、 滑りを良くする事で竹刀を破損しにくくする性質のものが殆どのようです。 結果として、ささくれはしにくくなりますが、いきなり割れます。そういった 考え方からすれば、椿油が優れているといえますが、現在市販されている椿油の 大半は、理髪用のもので香料などを含んでいます。混じりけなしの純正椿油は、 なかなか入手できないようです。 サラダ油は竹刀が酸化し易くなり、竹刀がモロクなるそうですから進めません。 夏季はあまり多量に油をぬると竹刀の繊維がもろくなります。 冬季は、乾燥しますので、入念な手入れが必要になります。

竹刀の手入れ

稽古の前後に行いましょう。竹刀が傷むだけでなくお相手に怪我をさせる事もあります。 竹刀を、柄皮以外すべてはずし竹の表裏を入念にチェックしましょう。 わずかなささくれがあれば、小刀でささくれた繊維、浮いている繊維を完全に取り除きます。 仕上げは、紙やすりよりもドリンク瓶で竹刀を“しごく”と「ささくれ」防止になります。 その後、純正椿油を竹刀の表裏に薄く引き、再び竹刀を組みます。

注意!

~ 稽古前以外は「ツルを強く締めない」事。~

柄皮が伸びるのを防ぐことができますし、あまり緩いと竹刀のあわせが狂います。

~ ろうそくは塗らない ~

簡易な手入れ法としては有効ですが、竹刀の素材である竹は、一種の生き物のようなもので、 温度、湿度により変化します、作る職人もその辺を考えて作っていますのでできるだけ使わ ないほうがよいと思います。ろうそくを使うと相手の道具につきます。特に面や胴に付くと、 汚れを取るのが大変です。

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